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2026年のカレンダーが出来上がりました

5月 カンムリウミスズメ
5月 カンムリウミスズメ

来年のカレンダーが出来上がりました!

スズメ版、野鳥版のどちらも
彼らが生息し活動している環境や樹木、草花も大切に描きました。

2026年、鳥も人も日々穏やかに過ごせますよう願っております。

スズメのカレンダー 2026(壁かけ版)
スズメのカレンダー 2026 (卓上版)
スズメのカレンダー 2026 (リフィル版)

野鳥のカレンダー 2026(壁かけ版)
野鳥のカレンダー 2026 (卓上版)
野鳥のカレンダー 2026 (リフィル版)

感謝の気持ちを込めて、送料無料でお送りしています!(10月22日まで)

※年賀状は郵便局の年賀はがきにプリントし、販売致します。
10月初旬から予約受付開始、11月中旬から発送開始の予定です。

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エサ探しの旅

道脇でエサをねだる、子スズメを見かけました。

くちばしを大きくあけて、可愛らしいです。

遠くから見ていて、最初は右端の子も親鳥なのかな?と思いましたが、
しばらく観察していると、どうやらこの子も幼鳥で、
少し成長が早くて、自分でエサ採りに挑戦していたようです。

大きな虫を捕まえたくちばしは、暗くて見づらいですが
黄色い幼鳥のくちばしです。

次の瞬間、一体何が起こったのでしょうか?

一瞬の出来事を、私は見逃してしまった様です。
せっかく採った虫を、子スズメさんが逃してしまったのでしょうか?

3羽並んで草のなかを見ていました。

首を伸ばして様子を探る親鳥と、
親鳥を見つめる子スズメさん達。

結局、場所を移動しながら、新たなエサを探すことにしたようです。

親スズメの後を、2羽の子スズメがちらほらと
ついて来る姿が可愛らしいです。

少し離れた場所に移動してから、大きい方の小スズメさんも
はっきりとお顔を見せてくれました。

まだ5月、この地域の子スズメさんにしては
成長が早いと感じます。

これから梅雨に入ると、気温が上がらず、身体が冷えて、
エサを探すのも大変な時期になります。

無事に大きくなって欲しいです。

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三宅島5

三宅島、最後の記事。カンムリウミスズメです。

ろくに下調べもせず、初めての観察でしたが、
正直、予想以上に小さく、また想像以上に愛らしく、驚きました。

こちらは2羽並んでいるところ。

頭を海面に突っ込みました。
何かエサを採っているのでしょうか?

次の瞬間、すぐに顔をあげました。

特に口元に食べ物の痕跡はありません。
細かいプランクトンを採ったのでしょうか?

たくさん集まっているところ。
立派な冠が立っているいる子もいます。

当日は凪で、白波は全く立っていませんでしたが、
それでも船に慣れない私には、かなり大きく揺れているように感じました。

小さな身体で大きな波をこなしながら、
ひたむきに生きる姿にすっかり魅せられてしまいました。

一生懸命生きる様子が、地上のスズメにも似ている様な?
(たぶん名前に”スズメ”が入る由来は、
スズメに似ているからというよりは、身体が小さいからなのだと思いますが。)

海面の上を飛翔する姿も、見せてくれました。

飛ぶところも一生懸命な感じが、とても愛らしいです。

最後に、飛び去って行くところ。

可愛らしい水かきの足を見せてくれました。

三宅島は、豊かな自然環境のおかげで
野鳥達が活き活きとしているように感じました。

それでも、毎年観察している方に聞くと
今年は鳥が少ないそうです。

彼らの貴重な生息環境を、脅かすことなく
ずっと維持していければと、心の底から思いました。

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三宅島4

しばらく間が空いてしまいましたが、三宅島の続きです。

照葉樹林は春先でも葉が茂っているので薄暗く、
日中でも肌寒いくらいでした。

枝の中にタネコマドリの姿が。

三宅島のあちこちで、いつもタネコマドリのさえずりが聞こえていました。
彼らにとって、安心して暮らせる環境なのですね。

一年を通して温暖な気候と豊かな照葉樹林の環境なら、
わざわざ体力を消耗してまで移動する必要はないのかもしれません。
留鳥なのも納得です。

また別の場所に出てきてくれたタネコマドリ。
苔の木の上でとてもコマドリらしい場所。

残念ながら暗くて手振れてしまいましたが、
しばらくその場から動くことなく、のんびりしている様子でした。

森での観察を終えてから、夕方に草地でチュウサギに会えました。

初対面、その場ではダイサギと区別がつきませんでしたが、
家に帰ってから図鑑と写真を見比べてみると
口角が短いこと、沼地ではない草地にいたことから、
チュウサギと判断しました。

あたり一面、水場が全くない中にサギがいるのも
何だか不思議です。

あともう一回、三宅島の記事を書こうと思います。

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三宅島3

引き続き、三宅島の記録です。

道脇に出てきてくれたアカコッコ。

くちばしには虫をくわえているのでしょうか?

早くも営巣、繁殖が始まっているのでしょうか?

昔は島のあちこちで普通に姿を見せていたというアカコッコ。

畑に出るネズミ対策で連れてきたイタチによって、
繁殖が脅かされ、数が激減してしまったそうです。

地元の人にとっては、畑も大事。
人と生態系が共存していくことの難しさを、三宅島でも感じました。

この翌日には、森の中でも姿を見せてくれました。

照葉樹林の森の中で、活き活きとしていて、
何だか嬉しそうにも見えました。

私の住むところの広葉樹林とは、樹木の植生が全く違います。

貴重なタブノキやスダジイの極相林。

照葉樹林の森の中は、この時期でも暗めで肌寒いくらいでしたが、
木も鳥もみずみずしく、力強い生命力を感じました。

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三宅島2

シチトウメジロの次に出てきてくれたのは、オーストンヤマガラ。

お顔の色以外は、いつも見慣れたヤマガラと同じに見えます。

だけど、目立ちにくいかも。お顔の茶色は保護色なのでしょうか?

芽吹き始めたばかりのネムノキにとまったところ。

くるりと後ろを向きました。

頭のてっぺんのところも茶色なのですね!

何とも不思議です。

見た目以外にも、鳴き声も少し違いました。

ヤマガラのさえずりは、『ツーツーピー』で、最後の『ピー』のところは
最初の『ツーツー』のところよりも高い音です。

オーストンヤマガラは、『ツーツー』はヤマガラと同じくらいの音程で、
最後の『ピー』はツーツー』のところよりも低い音でした。

オーストンヤマガラを見た場所からは離れた山道で、
オオバエゴノキの花が咲いていました。

ぱっと見で、花が大きいです。
本州で見かけるエゴノキの2~3倍位はあるでしょうか?

木の近くにオーストンヤマガラはいませんでしたが、
きっとこの実を食べるのですね。

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三宅島 1

連休中に三宅島へ行ってきました。

初めてなのですが、野鳥も樹木も初めて見る種ばかり。
撮った写真を整理しながら、少しづつブログに載せたいと思います。

着いて最初に出てきてくれたのは、シチトウメジロ。

シュロの木のところで、しきりとシュロ皮を採っています。

巣材にするのでしょうか?

本州で普通に見られるメジロよりも
体が大きく、クチバシが長いそうですが、
その場で見比べられないので、違いは実感出来ませんでした。

その後、直ぐ脇にオーストンヤマガラが来てくれました。

本当に赤ら顔なのですね!不思議な感じです。

この後、もう少し近くに来てくれたので
その様子は続きで書きたいと思います。

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冬の三番瀬 その2

※1月末に観察した様子を書いています。

潮が引いてくると、最初にやって来たのはミヤコドリ。

ミヤコドリ

しばらくすると、ハマシギもやって来てくれました。

ハマシギ01

思い思いに、磯のものを食べている様子。

ハマシギ02

朝の光を浴びて、静かに食べている姿がとてもきれいです。

ハマシギ03

すぐ近くにシロチドリもやって来ました。

シロチドリ01

嘴をつっこんで、何か食べている様です。

シロチドリ02

食べ終わると、ササッと駆け足で移動。

シロチドリ03

走るのが上手で、早いなあと思いました。

普段山で目にする鳥はホッピングする鳥が多い気がします。
ホッピングよりも、この方が断然早く移動出来そうです。

山には木や草の陰が沢山あるけれど、磯はさえぎるものが少ないから、
山の鳥よりも素早く走って移動するようになったのでしょうか?

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冬の三番瀬 その1

※1月末に千葉に行きました。
観察出来た野鳥を少しづつ、写真を整理しながら記事を書いています。
1日目の谷津干潟に続き、今回は2日目の三番瀬の様子を書きます。

朝、バスを降りて三番瀬に着くと、
さっそく、ダイゼンが編隊を組んで飛んでいました。

編隊飛行するダイゼン01

朝日を浴びてきらきら光っている様で、きれいです。

海面上の気流をとらえているのでしょうか?
すーっと流れるように、きれいに飛びます。

くるっと向きを変えて。

編隊飛行するダイゼン03

網をとめている杭の上にとまると、
後から次々とハマシギもやってきました。

杭にとまるダイゼンとハマシギ01

大きくて嘴が短めなのがダイゼン。
ひと回り小さくて嘴長いのがハマシギ。

杭と網はあっという間にびっしり。
ずらりとシギ達で埋め尽くされました。

潮が引くのを待っているのでしょうか?
この後、潮が引いた時の様子をまた書きます。