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天売島での観察 2日目、観察舎の後

観察舎を出ると、すぐ目の前の上空に
大きな黒い影が。

ハヤブサ01

なんとハヤブサでした。

ハヤブサ02

獲物をねらっているのでしょうか?

ほとんど動かず、羽ばたきもせずに
空中で静止しているように見えました。

ハヤブサ05

山梨ではいつも遥か遠くを飛んだり
木の枝にとまったりしている姿しか見たことがありません。

15m位の近さで見ると、すごい迫力でした。

ハヤブサ04

島を一周した後は、お寺の周りを散策しました。

アトリのオスさん。

アトリのオス

冬に地元で見る時とは違って、
かなり頭黒で胸のオレンジも鮮やかです。

こちらはメスさん。

アトリのメス

繁殖地への移動の途中でしょうか?
無事に渡っていけますように。

そして夜はウトウの帰ツアーに行ってきました。

陽がほとんど沈んで、かなり冷え込んでくる頃に
次々とウトウが帰ってきます。

ウトウの帰巣

ウミネコに巣の場所を悟られないように、
少し離れた場所に着地してから、歩いて巣まで帰るそうです。

イタドリの合間を縫うように移動する様子を
見ることが出来ました。

記事は3日目に続きます。

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天売島での観察 2日目、その後

前回の記事からの続きです。

早朝の観察を終えて宿へ戻る帰り道、
低木のところで可愛らしいムシクイに遭遇しました。

ムシクイ

とてもすばしっこく動くので、中々写真は撮らせてもらえず。

それでも3回ほど、私の方をみて愛らしく嘴を開いて
『チュイッ、チュイッ』と鳴きました。

ムシクイ02

翼帯が2本あること、眉斑が黄色みを帯びていることから
キマユムシクイの可能性があるかと思いましたが、
カラフトムシクイと見分けるための頭央線(頭の正面の中心に出る線)や
腰の黄色がわかる写真が撮れなかったので、正確な識別は出来ませんでした。

宿に帰って朝食を頂いた後、西遊旅行さんのガイドで
島をぐるっと一周案内して頂きました。

黒崎海岸のウミネコ。

黒崎海岸のウミネコ01

車を降りた時にあまりにも近くにいたため、
また彼らはまったく人に動じないため、
私が少し後ずさりしてもこんなに近くでしか撮れなかったのです。

岩場にもたくさんのウミネコが、のびのびとした様子で佇んでいます。

黒崎海岸のウミネコ02

座りこんでいる子も沢山いて、早くも抱卵しているようでした。

続いて赤岩展望台へ。

遥か下の海面に、小さな黒い影がたくさん見えました。

とても遠くて鮮明な写真は撮れませんでしたが、
ウミウの群れの他にケイマフリも見ることが出来ました。

さらに移動して、千鳥ケ浦園地へ。

海鳥観察舎に向かって歩いていくと、
岩の上に佇むイソヒヨドリの姿がありました。

イソヒヨドリ

観察舎に入って、岩場や海面を確認。

こちらでも遥か遠くにウミウらしき姿を確認出来ました。
さらに続きます。

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天売島での観察 2日目の早朝

2日目の早朝は、海鳥のいる断崖に行くクルーズ船を予約していましたが、
波のうねりが強く、残念ながら欠航。

代わりに、朝食の前に森の周辺を観察してきました。

島の真ん中の森を目指して歩くと、要所要所で
ノゴマが元気いっぱいにさえずっていました。

元気いっぱいにさえずるノゴマ

春の緑にノゴマのノドの赤が
とてもよく映えて、爽やかです。

ノゴマ03

小さな身体で精一杯鳴く姿は、とても愛らしいです。
今回の天売島では、滞在中ずっとあちこちで一番良くお目にかかることができました。

クロツグミの声もよく聞こえましたが、
姿ははるか遠くの木の枝のところにありました。

そして、クロツグミとは別のよく響く美しい声。

「クイクイクイ‥‥」
初めて聞く声でしたが、アリスイの声なのだと
後で一緒に観察した方から教えて頂きました。

木の陰に何かが移動したので確認すると、
そこに声の主 アリスイがいました!

アリスイ01

全身が木の樹皮のような色合いで、周りにすっかり同化しています。

朝の雨で濡れた羽を毛づくろいしているのでしょうか?
暗がりで何度も羽が動くので、見失うことなく双眼鏡で追うことが出来ました。

アリスイ02

しっかり観察出来たのは、初めてです。
何とも不思議な出で立ち。

アリスイ03

これでようやく、声と姿を知ることが出来ました。

この後朝食を頂いて、さらに島を周ります。

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天売島での観察 1日目

先週は思い切って、天売島に行きました。

山梨から天売島へは、飛行機、高速バスとフェリーで移動。
片道の移動に2日かかるうえに、フェリーは海の状況次第で
欠航することも覚悟しなければなりませんが、
『行ける時にいった方が良い』と思い、決行しました。

札幌から羽幌に向かう高速バスの道中、その日の午後の天売島行きフェリーの運航が
未定との連絡が入り、雲行き怪しくなりましたが、その後何とか運航。
予定通り夕方には天売島に到着出来ました。

宿に着いた後、夕食の前に周辺を散策すると、道路沿いの道わきで
スズメと一緒に知らない鳥が採餌していました。

スズメとシベリアアオジ

腹が黄色味を帯びていて、少し淡くて渋めなので
最初は『アオジのメスかな?』と思いましたが、何だか少し違和感があります。

シベリアアオジのメス?

かなり濃い茶色の個体も。
これはアオジではないけれど、今まで自分では見たことが無い鳥だと思いました。

その場では結局、鳥の種類はわかりませんでした。

sシベリアアオジのオス?

こちらは先ほどの濃い茶色の個体と比べると、
少しグレーっぽい色味です。

シベリアアオジのオス02?

そしてこちらは、頭部がかなりオリーブ色の色味を帯びています。

色の差はおそらく雌雄の差と個体差によるもので、
それにしてもその場では種類がわかりませんでした。

帰宅後に写真と図鑑を見比べてみて、おそらくシベリアアオジだと判断しました。

おそらくオスと思われる3枚目と4枚目の写真は
頭部がグレーやオリーブ色がかっていて、
また2枚目のメスと思われる個体の濃い茶色は
他のホオジロ系には見当たらないからです。

1日目からさっそく、初めての野鳥に出会うことが出来ました。

写真を整理しながら、2日目以降の様子も書いていきたいと思います。

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キジバトの毛づくろい

美しい新緑の中、緑のトンネルのずっと奥に
2つの大きな影が見えました。

双眼鏡で覗いてみると、なんとキジバトのつがいでした!

新緑の中のキジバトのつがい01

ぴったり寄り添ったまま、殆ど動きません。

そのうちに2羽とも毛づくろいを始めました。

新緑の中のキジバトのつがい02

ゆったりとリラックスしていて、幸せそうです。

そして更に右の1羽が、なんと左の1羽の首の後ろを
毛づくろいし始めたのです!

新緑の中のキジバトのつがい03

キジバトの愛情表現なのでしょうか?

こんなことって、あるのだなあ~と、
何だかキツネにつままれたような気持ちでその場を見守りました。

右の1羽はオスで、こうやってメスに愛情を示しているのでしょうか?

新緑の中のキジバトのつがい04

その後も思い思いに自分の毛をつくろったり、
また右の1羽が左の1羽の首のうしろを
毛づくろいしたり、を繰り返していました。

瑞々しい木の中に偶然見つけた、愛らしいひと時でした。

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クロツグミのつがい

いつもの雑木林に向かう道で、
今朝は思いがけずクロツグミのつがいに出会いました。

クロツグミのつがい01

手前のオスの少し後ろに、
良く見るとメスがついてきています。
(奥のピントがぼけていて、わかりづらいのですが。)

クロツグミのつがい02

樹上で見ることが多いオス。
早朝の時間帯、地面や道脇の草の中の虫を獲っていたのでしょうか?

クロツグミのオス

こちらはメス。
クロツグミのメスを観察出来たのは初めてです。

クロツグミのメス01

穏やかで優しい表情。
オスと同じく、やはり地面や草の中を探していました。

クロツグミのメス02

いつの間にかオスの姿は地面から消え、
近くの木の上から『キョロッキョロッ』と
美しいさえずりの声が聞こえ始めました。

クロツグミのメス03

これから2羽で、営巣の準備に入るところでしょうか?
順調に繁殖して欲しいです。

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サンショウクイに会えました

今朝もオオルリに会えるかなと思い、雑木林へ。

暗い林内でももう少しきれいに撮れるように、
カメラの設定を調整して行きました。

道中で会ったキジバト。

早朝のキジバト

朝早いせいか私の姿を見ても全く警戒せず、
ゆったりと道路を横切っていきました。

おとといの場所に辿り着きましたが、
朝から曇りで気温も低いせいか、さえずりは聞こえません。

しばらく待つと、少し遠くでオオルリの澄んださえずりの声。
もう少し待ちましたが、残念ながら声は森の更に奥へと遠ざかってしまいました。

その代わりに思いがけなく、
目の前にサンショウクイが現れてくれました!

サンショウクイ01

いつも木の高いところで『ピリピリピリッ』という声は聞いていましたが、
低い木にとまって姿を見せてくれたのは初めてです。

木にとまったサンショウクイ

不思議な顔立ち。
すぐそばにもう一羽居て、つがいで行動しているようでした。

野鳥達の繁殖を脅かさない様にそっと、
またこの林に観察に行きたいと思います。

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今年のオオルリ

近所の雑木林にも、今年もオオルリがやって来ました。

暗い林の中ですが、姿を見せてくれました。

近所のオオルリ01

そっと静かに待っていると、
もう少し近くに寄ってきてくれました。

近所のオオルリ02

きれいな声でさえずります。

近所のオオルリ03

朝一番に、清々しい声を聴かせてくれました。

林の出口にはクロツグミの姿も。

林縁のクロツグミ

冬の明るいところで撮ることに慣れてしまったので、
暗い森の中で撮るのは久しぶりでした。

渡って来た夏鳥に会えたのはとても嬉しいですが、
きれいに色が出ていないのは残念です。

少しカメラの設定を変えてみようと思います。

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エサ探しの旅

道脇でエサをねだる、子スズメを見かけました。

くちばしを大きくあけて、可愛らしいです。

遠くから見ていて、最初は右端の子も親鳥なのかな?と思いましたが、
しばらく観察していると、どうやらこの子も幼鳥で、
少し成長が早くて、自分でエサ採りに挑戦していたようです。

大きな虫を捕まえたくちばしは、暗くて見づらいですが
黄色い幼鳥のくちばしです。

次の瞬間、一体何が起こったのでしょうか?

一瞬の出来事を、私は見逃してしまった様です。
せっかく採った虫を、子スズメさんが逃してしまったのでしょうか?

3羽並んで草のなかを見ていました。

首を伸ばして様子を探る親鳥と、
親鳥を見つめる子スズメさん達。

結局、場所を移動しながら、新たなエサを探すことにしたようです。

親スズメの後を、2羽の子スズメがちらほらと
ついて来る姿が可愛らしいです。

少し離れた場所に移動してから、大きい方の小スズメさんも
はっきりとお顔を見せてくれました。

まだ5月、この地域の子スズメさんにしては
成長が早いと感じます。

これから梅雨に入ると、気温が上がらず、身体が冷えて、
エサを探すのも大変な時期になります。

無事に大きくなって欲しいです。

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三宅島5

三宅島、最後の記事。カンムリウミスズメです。

ろくに下調べもせず、初めての観察でしたが、
正直、予想以上に小さく、また想像以上に愛らしく、驚きました。

こちらは2羽並んでいるところ。

頭を海面に突っ込みました。
何かエサを採っているのでしょうか?

次の瞬間、すぐに顔をあげました。

特に口元に食べ物の痕跡はありません。
細かいプランクトンを採ったのでしょうか?

たくさん集まっているところ。
立派な冠が立っているいる子もいます。

当日は凪で、白波は全く立っていませんでしたが、
それでも船に慣れない私には、かなり大きく揺れているように感じました。

小さな身体で大きな波をこなしながら、
ひたむきに生きる姿にすっかり魅せられてしまいました。

一生懸命生きる様子が、地上のスズメにも似ている様な?
(たぶん名前に”スズメ”が入る由来は、
スズメに似ているからというよりは、身体が小さいからなのだと思いますが。)

海面の上を飛翔する姿も、見せてくれました。

飛ぶところも一生懸命な感じが、とても愛らしいです。

最後に、飛び去って行くところ。

可愛らしい水かきの足を見せてくれました。

三宅島は、豊かな自然環境のおかげで
野鳥達が活き活きとしているように感じました。

それでも、毎年観察している方に聞くと
今年は鳥が少ないそうです。

彼らの貴重な生息環境を、脅かすことなく
ずっと維持していければと、心の底から思いました。