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じっと佇んでいました

時々通っている湖岸。
今朝は湖面にせり出した枝の中に白っぽく、何か見えました。

湖岸のヤマセミ01

ヤマセミです。

湖岸のヤマセミ02

じっと動かず、佇んでいます。

湖岸のヤマセミ03

時おり対岸の方から『キュッキュッ』と声がして、(オスの声でしょうか?)
その声に反応しては体の向きを変えたりしていました。

オスを待っているのかな?と思いました。
私が少し辺りを歩いて見回った後、戻って来た時には別の枝に。

湖岸のヤマセミ04

遠いのですが、嘴の間に何か入っている様に見えます。
魚を獲ったのでしょうか?

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湖岸のオシドリ

湖岸に沢山のオシドリの姿がありました。

湖岸のオシドリ01

一昨年から時々この場所に来ていますが、この時期にオシドリの群れが居たのは初めてです。

いつもは12月か1月位に飛来し、しばらくすると姿を消していたのですが、
今季は冬の間ずっと滞在していたようです。

もっと寒い時期は少しでも人の気配がすると対岸にす~っと移動していましたが、
その時に比べると警戒心が少し薄らいで、わりと近くまで寄って来るオスの姿も。

警戒心薄めのオシドリ オス01


警戒心薄めのオシドリ オス02

いつまで滞在してくれるでしょうか?

湖岸のオシドリ05

こちらはオス、メス別々に休んでいます。お互い興味なし、といった感じでしょうか。

湖岸のオシドリ06

すぐ近くには、ぴったり寄り添っているペアもいました。

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安全な場所が出来ました

1回の剪定で発生する枝は大量です。
草木染の染め材にしていますが、一気に処理できないため
エサ台の脇に置いていたら、こんもり積み上がってきました。

エサ台と枝の山

右がエサ台、左が今回生まれた枝の山です。

思いがけないことに、この枝の山がスズメ達の和みスポットになりました!

枝の山の中のスズメ

こういうもじゃもじゃしたのが好きなんだなあ、と嬉しくなりながら、
同時に、うちのエサ台はきっと無防備だったのだなあと気付かされました。

スズメ達はいつも左方向の草場(写真には写っていないですが左方向に草場があります。)
からやって来くるのですが、これまでエサ台の周りには身を隠せる低木がなく、
冬は草も枯れてしまうので見通しが良すぎて
エサ台にやってくること自体がかなり危険な状態だったのだと思います。

今なら急に人間や猛禽類が来ても、さっと枝の山の中に身を隠せます。

安全な時には枝の上で日向ぼっこ。

枝の中のスズメ


エサ台からこぼれたエサが枝の中にも飛び散っているのか、
エサ台が空になってもこの山の中に滞在することが多くなりました。

いずれ染め材に使う時にこの山は無くなる予定でしたが、
片付けられなくなってしまいました。

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花芽の観察

まだ花が咲く前のこの時期、枝についた花芽を見るのが好きです。

静かに次の季節の準備をしている感じが、何とも可愛らしいなと思います。

ナナカマドの花芽

こちらはナナカマドの花芽。
赤味を帯びて、またふっくらとしていてバラ科らしいですね。

レンギョウの花芽

レンギョウの花芽。

この辺りは春が遅く、花が咲き出すのは4月以降です。
そんな中でもわりと早い時期にきれいな黄色の花を咲かせます。

ツノハシバミの花芽と花序

こちらはツノハシバミ。

赤い花芽と一緒に雄花序がつくのが特徴です。
この木のことを知らなかった頃、
この雄花序が冬についている様子が不思議だなあと思い調べて、ツノハシバミだと知りました。

花芽が少しづつ膨らんでいく様を見ると、嬉しくなります。

今年は暖かいので、少し早めに芽吹き出すでしょうか?

そしてどうか鹿さん達が、今年はあまり沢山食べに来ないことを祈ります。

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近所の伐採

ブログには書かないつもりでした。
けれどあまりにも多くの矛盾と問題をはらんでいて、
書きとめておくべきだと思い書くことにしました。

数年前の大規模な伐採によって切る場所なんてもう殆どなくなった近所で、
今週、百本くらいの木が切られることになりました。

道路に隣接しているアカマツとカラマツの林。
倒れたら怖いという地域の住人の声に、地主さんがやむなく切ることにしたそうです。

伐採を知らされたのは1週間前でした。

伐採されるカラマツとアカマツの林
伐採されるアカマツとカラマツ

道路に沿って並んでいる40メートル程度分の木を切るという主旨ですが実際は道路際だけ切るのではなく、
道路から10メートル以上奥の方まで帯状に伐採。
40メートル x 10メートルの面積に生えている100本以上の木が無くなります。

業者さんは『手前を切ると風が変わって、奥も危険になるから切る』と言っていましたが、
作業の様子を見ていると、効率的に作業するためには重機で乗り入れる道が必要だから
奥まで切るのだと思いました。

重機を乗り入れて作業しているところ
重機で乗り入れているところ

重機で乗り入れたら、土壌は踏みしめられて団粒構造がなくなってしまいます。
そして奥に残されたわずかなアカマツ、カラマツはかなり細く風に強くあおられているものもありますが
そちらは切らずに残すという判断にも疑問を感じました。
結局木への配慮、土地への配慮はないのだと知りました。

『森の365日』(宮崎学著)の中で、長野県伊那の方でゴルフ場開発が決まった時に地元の方が
『未来の1万円より明日の千円を取ったのだ』と言っていたそうですが、
この地域で起きていることはまさにそうなのだと思います。

ずっと前からこの状態だった雑木林の隣に喜んで越してきて、
ちょっと枝が落ちて来たりするのを見て急に『木は恐い』と思い始め
今日、明日自分の家の屋根に木が倒れてくるかもしれないとおびえて切らせてしまう。
自分なりに木のことを学んだり、手入れを手伝ったりということはせずに。

森林面積が減る、土砂崩れの危険性が高まる、生態系への影響や地球温暖化、
という長い目で見た時のリスクよりも、
今日明日の自分の不安だけを取り去りたいと。

日本が抱えている問題が、顕著に表れているのだと思います。

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今日も日向ぼっこ

真冬のこの時期にしては、暖かい日が続いています。
今日も湖の方に行ってみました。

やはり目的の鳥は現れませんでしたが、行く途中でまたカヤクグリに会えました。

今日も日なたぼっこのカヤクグリ01

今日も日向ぼっこ。
しばらくその場に留まり、眠そうな表情も。

今日も日なたぼっこのカヤクグリ02

帰り道ではカシラダカが顔を出してくれました。

樹上のカシラダカ

陽を浴びて、のんびり気持ちよさそうでした。

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日向ぼっこ

今日は湖のそばで鳥見をしました。
残念ながら目的の鳥は現れませんでしたが、脇の木で日向ぼっこするカヤクグリに会えました。

Japanese-accentor01

私の方からは逆光なので、ちょうど背中に光が当たっているのだと思います。
急に羽をぶっと広げてさらに日光浴。温めついでに雑菌をとっているのでしょうか。

Japanese-accentor02

眠そうに眼を細めたりあくびしたりしながら、
しばらくその場でまどろんでくれました。

Japanese-accentor03
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ウワミズザクラの草木染3 媒染

弱火で生地を染めている間に、媒染剤の準備をします。
今回はミョウバンを使いました。

鍋に5gほど入れて水を注ぎます。
最初は真っ白ににごるのですが、火にかけて沸騰後弱火でさらに煮ると透き通って来ます。

ミョウバンの媒染液を準備、透き通って来たところ

しっかり染め上げた後、生地を取り出します。

染め上げた生地

かなり濃い紫いものような色になりました。
昨日の記事でも書きましたが、この時点での色と媒染後の色は異なります。
そして乾いた時の色はさらに異なるので、染液から取り出した時の色が思っていた色と違っていたとしても
まだ何とも言えません。

ウワミズザクラ生地の媒染

バットにミョウバン媒染液を張り生地が浸る量の水を加え、生地を入れます。
ムラにならないように時々動かしながら、30分ほど媒染。

時間になったら生地を水でしっかり洗い流して陰干し乾燥させます。

染め上げた生地を乾燥

今回染めたウワミズザクラ、媒染前と後の色の差はあまりなかったように思います。
ちょっとピンク味が強すぎない?と心配になりましたが、最後に乾くと柔らかい色になりました。

乾燥させたウワミズザクラの生地

草木染をしていると、『もっと可愛らしい色になると思ってたのに』ということもあります。
昨年と同じ時期に同じやり方で染めたはずなのに違う色味になって愕然とすることもあります。

そんな時にふと思うのは、『あの時と全く同じ色』を求めすぎるのは現代の価値観なのかなあと。
私の勉強不足のせいもありますが、例え同じ木の枝で染めたとしても
一期一会のように少しづつ違って良いのだと。

ところで煮出した枝は、最後に土に還しています。
サクラは菌がわきやすいので、土壌改良に良いそうです。

煮出した後のウワミズザクラの枝
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ウワミズザクラの草木染2 染色

煮出し後ひと晩おいた染液で染めていきます。
コットン生地を染めます。コットンは動物性たんぱく質がなく染まりにくいので、
染める前に濃染剤で濃染処理をします。

コットン生地の濃染処理

濃染剤と熱湯を入れたバットに生地を入れ、時々動かしながら30分ほど浸します。

ひと晩おいた染液

ひと晩置いた染液。
生地が浸るくらいまで水を足して、生地を入れます。

染液に生地を浸したところ

染液に生地を浸すと、一瞬で鮮やかな赤に!
もうこれで終えたいという衝動にかられます。

草木染の難しいところは、染めている時の色、媒染した時の色、さらに乾いた時の色が違うところです。
特に濡れている時の色(濡れ色)は濃すぎるように感じても、最後に乾かすと3段ぐらい淡い色になります。


樹木の色素をしっかり生地に移すために、がまんがまん。
中火で温度を上げていき、沸騰後さらに30分煮詰めます。

生地を染め上げているところ

染めている時に生地が浮いてくるので、染液の中に浸る様に沈めます。
浮きっぱなしになると染めムラが出て来るので、何度もしつこく沈めます。

30分で火を止め、今度は媒染。染めから媒染までは今日1日で終えていますが、
記事が長くなるので続きはまた明日書きます。

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ウワミズザクラの草木染1 染液の抽出

昨年末に剪定したウワミズザクラの枝を使って
生地を染めることにしました。

去年剪定したウワミズザクラの枝

煮出しやすいように細かく裂いていきます。
硬い枝や乾いた枝、または大量の枝を染める時にはシュレッダーを使いますが、
まだ乾いていないウワミズザクラの枝はしなやかで柔らかく、手でも裂くことが出来ます。

まだ柔らかいウワミズザクラの枝

枝の中がまだ乾いていない時には、外樹皮をむくと青い部分が出てきます。
内樹皮と言って、光合成で作られた糖などを幹や根に運んでいる部分です。
ここが青い時のほうが良く染まる様な気がします。

細かく裂いた剪定枝

染め生地の重さの倍の量を裂いて、煮出し用の袋に入れました。

煮出し用の袋に入れたウワミズザクラの枝

乾かないうちにすぐに鍋に入れ、浸る高さまで水を注ぎます。
バラ科の樹木、赤味をきれいに出すためにソーダ灰も加えます。

煮出し始めたウワミズザクラの枝

中火にかけて沸騰させます。
一気に沸騰させたくて強火にかけたい衝動にかられますが、
時間をかけてゆるやかに温度を上げていった方が良く抽出出来るそうです。
沸騰後弱火にして30分煮出し。火をとめます。

今日はここまで、そのまま一晩置きます。その方がきれいな赤味が出るそうです。
草木染は何かと目が離せず忙しいので、放置出来るのは気が楽です。

続きは明日!