昨年末に剪定したウワミズザクラの枝を使って
生地を染めることにしました。
煮出しやすいように細かく裂いていきます。
硬い枝や乾いた枝、または大量の枝を染める時にはシュレッダーを使いますが、
まだ乾いていないウワミズザクラの枝はしなやかで柔らかく、手でも裂くことが出来ます。
枝の中がまだ乾いていない時には、外樹皮をむくと青い部分が出てきます。
内樹皮と言って、光合成で作られた糖などを幹や根に運んでいる部分です。
ここが青い時のほうが良く染まる様な気がします。
染め生地の重さの倍の量を裂いて、煮出し用の袋に入れました。
乾かないうちにすぐに鍋に入れ、浸る高さまで水を注ぎます。
バラ科の樹木、赤味をきれいに出すためにソーダ灰も加えます。
中火にかけて沸騰させます。
一気に沸騰させたくて強火にかけたい衝動にかられますが、
時間をかけてゆるやかに温度を上げていった方が良く抽出出来るそうです。
沸騰後弱火にして30分煮出し。火をとめます。
今日はここまで、そのまま一晩置きます。その方がきれいな赤味が出るそうです。
草木染は何かと目が離せず忙しいので、放置出来るのは気が楽です。
続きは明日!